2月28日
「うりきち」、、はいよ。
「2月も今日で終わりらしい」、、はい。
「うーむ」、、うーむ。
「はやいなあ」、、1月2月はあっちゅう間ですから。
「なのに春はなかなか来ないと」、、きっと来ますから。
「ほんとうですか?!」、、た、たぶん。
「、、、」、、来ますから!
「はぁ」、、そんな情けない声を出さない!
「はぁ」、、
よし、こっちから行きましょう!
「え?、そっか、その手があるか」、、はい!
「
よし、行くぞ〜!」、、、、。
「(ダダダダダダダー!、、ピタ)」、、、、。
「ところで」、、はい。
「春はどっちだ?」、、あっち。
「そうか」、、た、たぶん。
「、、、」、、、、。
「はぁ」、、、、。
2月27日
「うりきち」、、はいよ。
「今日もちょっとおもしろいことしてきたぞ」、、なになに?
「まだ話しちゃいけんらしい」、、けちやね。
「けちやね」、、でも楽しみだ。
「んだ」、、んだんだ。
2月26日
ここんとこやたら寒がりになったゼロンは、湯船にでもちゃぷんとつかってあったまろうと、ちゃぷん。(いつもシャワーを浴びるだけで、湯船に入ることはめったにないのですはい)
どうすか?気持ちいいですか?
「いいねえ」、、あったまりますか?
「いいねえ」、、ぽかぽかですか?
「いいねえ」、、よかったよかった。
と、思ったらもうあがった。これじゃあ体のしんまであったまらないのではなかろうか。
「そう言われても」、、長いこと入ってられないと。
「はい」、、湯船にちゃぷんは好きだし気持ちよいのだけど、長いこと入ってられないと。
「まあなんちゅうか」、、はい。
「男の生き様っていうの?」、、なんじゃそれ。
「あ」、、え?
「、、、」、、、、。
「湯冷めかすら、さむ」、、もう一回入ってきなさい。
2月25日
「昨日の雪にはびっくりしたねえ」と、白い髭のマスターと話しながらゼロンはぐびぐびぐび。がばがばぐびぐびと、バカみたいに飲まないで、ちびちびと飲めばよいと思うのだが。
「ちびちびなんて飲めるかい」、、、、。
「ちびちびなんて飲んでたら、「あれ?、どうした?、どっか具合悪いんじゃない?、救急車呼ぶ?」なんて心配させちゃうだろう」、、そんなばかな。
2月24日
「10キロ痩せたら俺もわりと男前なんだぜ」と言いながら、ゼロンは鍋一杯のカレーを全部食べた。わからん、俺にはわからん。
「うりきち君」、、はい。
「わかろうとしちゃダメ」、、、、。
「ね」、、わからん、、。
2月23日
ゼロンはジャニーズシニアの仕事とかでお出かけ。ジャニーズシニアはどんな仕事をしてるのだろうか。
「まだメンバーがふたりだからさ」、、ふたりですか。
「大きな仕事はできない」、、そうですか。
「親睦を深めてるとこやね」、、はいはい飲んでるだけですね。
2月22日
「うりきち」、、はい。
「今日はにゃんにゃんにゃんだな」、、、、。
「な?」、、あのう。
「はに」、、父ちゃんが言うと、なんかやらすい。
「おい、そういう見方聞き方はよくないな」、、、、。
「俺って誤解されてるな」、、そうすか?
「女に興味なんてないし」、、そうすか。
「おっぱいなんか全然」、、そうすかあ?
「そうすよ」、、ほんとかなあ。
「そらあ俺だって男だから、ちょっとはあれだけど」、、なにがどれですって?
「、、、」、、好きなんじゃん。
「、、、」、、おっぱい好きなんじゃん?
「うん」、、、、。
2月21日
「うりきち」、、はいよ。
「鶴は今日旅立ったぞ」、、カナダ公園だ。
「公演です」、、でした。
「また飛行機で飲みまくってんだろうなあ」、、機内で?
「そう」、、そんなにですか?
「ニューヨークに行った時」、、はい。
「酔っぱらって踊ってた」、、うそお?
「ほんと」、、ありゃりゃ。
「楽しい旅になるといいな」、、はい。
「さてと」、、、、。
「俺も旅立つかな」、、はいはい。
「では行ってきます」、、はいはい。
2月20日
ゼロンはなかなか楽しいことがあったらしく、打ち上げから帰ってきやしない。あ、やっと帰ってきたぞ。
「ただいま」、、おかえり。
「ちょっと飲み過ぎたかすら」、、朝ですよ。
「うそお?」、、うそじゃない。
「じゃあおはよやね」、、おはよ。で、どうでしたか?
「楽しかったぞ」、、よかった。
「いつもと違うから、これまた新鮮だったぞ」、、なるほど。
「楽しみ楽しみ」、、楽しみ楽しみ。
2月19日
夜中降ってた雪は朝、雨になっていた。
「しかし冷えますなあ」、、はい〜。
「こんな日はこたつにもぐって寝てるに限りますなあ」、、はい〜。
「ただ」、、ただ〜?
「こたつは寝返りというか、横向いて寝れないんですなあ」、、なしてですか〜。
「腰がこたつにあたって、どうもよろしくないんですなあ」、、なるほど〜。
「こたつの脚がもうちょっと長かったらいいですなあ」、、でもそうなるともう、こたつから出れなくなりますね〜。
「こたつで春を待ちますわ〜」、、働け〜い。
2月18日
御徒町で仕事を終えたゼロンは上野へ。(御徒町で仕事って、なんの仕事だ?問屋でバイトでも始めたのか?)
上野には、昔新宿でいっしょだった仲間がやってる店があるのだ。
懐かしい人に会って喜ぶゼロン。「もう25年も経ったんだ、ほんと、はや」と遠くを見るふたり。そして笑うふたり。
なんでもない会話はいつも誰かとしているのだが、そのなんでもない会話がどれも心地よい温度で、ごきげんなのだった。「じゃあまた」「また来いよ」と別れて駅へと歩いたゼロン、なんだか嬉しくてスキップしたいくらいなのだった。(おやじのスキップは見たくない)
2月17日
「うりきち君」、、はい。
「今回まだ宝くじ買ってないや」、、というか、まだ宝くじ買ってるんですか?
「買わなきゃ当たらない」、、そうじゃなくて。
「いいじゃないかよ」、、いいすけど。
「今回のは売り切れがあるんだよな」、、そうすか。
「急がなきゃ」、、他に急がなきゃいけないことがあるような気がするんですけど、気のせいかすら?
「気のせいでしょ」、、、、。
宝くじといえば、前にこんなことがあった。
その日が発売最終日だった。「もう店閉まってるだろうな」と思いながらも、「なんとか買っときたいのだ」なゼロンは宝くじ売り場のある通りへ急いだ。
店は開いていた。「やっほ」なゼロン。がしかし、あんまり慌ててるのもみっともないなと、ここはふつ〜な感じで、「あ、こんなところに宝くじ売り場が、え?、今日が発売最終日?、しょうがないな、ちょっと買ってくか」な感じで「すいません、連番とバラを十枚ずつ」。
が、きょとんとした店員さん。
聞こえなかったかなと、もう一度。
ゼ「連番とバラを10枚ずつ下さい」
店「と、隣です」
宝くじ売り場は隣だった。「あ、こんなところに宝くじ売り場が、え?今日が発売最終日?、しょうがないな、ちょっと買ってくか」なゼロンが連番とバラを10枚ずつたのんだ店は写真の現像屋さんだった。恥ずかし〜。
2月16日
地震、そして雨。部屋は大きく揺れ、そして雨漏り。そしてゼロンはなんだか黄昏れぎみ。どこも見れないのか見たくないのか。
「そんなこたあないさ」、、そうすか。
「しかしよく降るなあ」、、降る。
「さてと」、、はい。
「飯でも食うかな」、、うそお?、さっき食べたばっかりのような気がするですけど。
「そう?」、、ぼ、ぼけた?
どうもここんとこ、ず〜っと食べてる気がしないでもない。やっぱぼけたのか?、それとも過食症か?
「そんなこたあないさ」、、そうすか。
「しかしよく降るなあ」、、降る。
「さてと」、、まさか。
「飯でも食うかな」、、誰か〜!
2月15日
「うりきち」、、はいよ。
「足の爪ってさ」、、はい。
「いつの間にか伸びてるな」、、え?
「手の爪ほど気にしてないからかね」、、さあどうでしょ。
「で、足の小指の爪って、ぶさいくだよな」、、そうすか。
「でもかわいい、かな」、、大切にしてあげて下さい。
「はい」、、はい。
「痛いんだよな」、、え?、なにが?
「足の小指をぶつけると」、、あ、そうすか、、いきなり痛いとか言うから、びっくりするじゃないすか。
「あれはあれだな」、、どれがなんですって?
「ふだん気にしてもらえないから」、、足の小指の爪?
「僕もここにいますっていう、爪の心の叫びだな」、、つ、爪にも心があるとですか?
「そりゃあるだろう」、、ほ、ほんと?
「よう知らんけど」、、、、。
「足の親指の爪はさ」、、あのう。
「ん?」、、まだ爪の話しは続きます?
「え?、なんで?」、、今夜はあきおの夢に出てあげようって思ってたから、ぼちぼち行こうかなと思って。
「あ、そうか、ごめんごめん」、、いえいえ。
「じゃあよろしくな」、、はいよ。
「楽しい夢でたのむぞ」、、もちろん。
2月14日
「うりきち」、、はいよ。
「今年もまた近所の皆さんに迷惑かけちゃったな」、、え?
「チョコ満載のトラックが、もうな」、、、、。
「次から次へと来ちゃって、あは」、、、、。
「道が混んじゃうっての、あはは」、、、、。
「、、、」、、、、。
「あは?」、、、、。
「、、、」、、ぶぁ〜か。
2月13日
「うりきち」、、はいよ。
「俺のライバルであるセナが天国に行って、もう11年になるんだな」、、セナってF1の?
「そうです」、、音速の貴公子と呼ばれた、あのアイルトン・セナですかい?
「そうです」、、ライバルってあーた、ただ好きなだけでしょうが。
「まあそうとも言う」、、、、。
「うりきちは天国に行って1ヶ月だな」、、そうでした?
「元気か?」、、心配の種があるからなかなかのんびりできません。
「あきお君だろ?、まったく困ったもんだ」、、いやその。
「まあそれだけうりきちが大きかったってことだ、あたたかく見守ってやってくれよ」、、あのう。
「ん?、なんだ?、うんこか?」、、もういいですはい。
2月12日
父ちゃんは何か考え込んでいるようだ。ん?、どうした?、ん?、だいじょぶけ?、あれ?、寝てしまったのけ?
「ちょっとうとうと」、、なんだ、寝れるならだいじょぶですな。
「ま、考えてもしょうがないこともあるさ」、、ふむふむ。
「というか」、、え?
「考えるのは苦手なのだ」、、あ、俺もなのだ。
「ま、そういうことなのだ」、、んだんだ。
「あ、そうだ」、、え?
「明日は雪が降るかもって言うてたぞ」、、雪かぁ。
「あれ?、雪、好きじゃなかったっけ?」、、時と場合によりまする。
「そうなんだよな」、、はい。
2月11日
ゼロンのマネージャー鶴のもうひとつの顔は舞踏家である。毎年海外公演があるのだが、今年はカナダらしい。「すげえな〜」とゼロンは言うのだが、そのすげえな〜の半分は「また恋なんかしちゃうんだろコノヤロ」である。鶴は海外の女性にとてももてるのである。(日本での事は知りません、知ってても言えませんコノヤロ)
「うらやましい、実にうらやましい」、、まあまあまあ。
「くやしい、実にくやしい」、、落ち着きましょう。
「ぜいぜい」、、ほら、息が荒くなっちゃって、なんだか置いてきぼりにされたマントヒヒみたいですから。
「うるせえ」、、はいはい。
そんなマントヒヒは今日、福山と会ってきたのだった。ふたりでなんかやるらしい。美男子とマントヒヒ、、心配だ。
「うるせえ」、、はいはいヒヒちゃん、もう寝ましょうね。
2月10日
「うりきち」、、はいよ。
「夜、突然風が強くなった気がするのだが、気のせいだろうか」、、気のせいではないと思います。
「なんか」、、はい。
「あんまり好きな風じゃなかったなあ」、、風にも好きな風とそうでない風がありますか。
「あります」、、へ〜。
「うりきちはないか?」、、うーむ、好きなカリカリと嫌いなカリカリがあります。
「まあそんな感ずだ」、、なるほど。
「ちょっと違うけど」、、どっちよ。
「ところで」、、はい。
「明日から三連休だぞ」、、父ちゃんにはあんまり関係ないかと。
「おい」、、はい。
「それじゃあ話が終わってしまうじゃないかよ」、、、、。
「もっとふくらましていこうぜ」、、ぜ、言われても。
「ワクワクしていこうぜ!」、、なんか無理があるし。
そんな「ワクワクしていこうぜ!」な父ちゃんは珍しくゲームを始めた。レーサーになったようだ。
が、「あれれー?」とか「おいおいおい」とか「ちょ、ちょっと待ってくれい」とか「とほほ」とかとか。そこにワクワクはひとつもなかった。
「うるさい」、、へたくそー。
2月9日
父ちゃんは外で猫や犬に会うと必ず「ん?、どうした?、ん?、どしたですか?」と声をかける。(人がいる時は心の中で声をかける)
声をかけられた猫や犬からしたら、別にどうもしてないわけだが。
今日、父ちゃんは外で猫に会った。あたりに人はいなかったから「ん?、どうした?、ん?、どしたですか?」と声をかけた。猫は父ちゃんを警戒しながらも、ちょこんとそこにいた。「今日も寒いなあ、ん?、そう思わんかん?」と父ちゃん。
と、そこに数人の女学生。見られていた。聞かれていた。
そして女学生たちは「このおっさん、ばっかじゃない」な冷たい視線を残して通り過ぎていったのだった。
「うりぎぢ」、、はい。
「冷だい視線なんがにおら負げね」、、はい。
「なんだべなんだべるるるるる」、、なんじゃそれ。
2月8日
「うりきち君」、、はいよ。
「春はまだかいな」、、暦の上では春なんですけどね。
「暦の上とか机の下とかじゃない、ぽかぽかの春を希望します」、、机の下ではもう春ですなんて、聞いたことないですが。
「俺もない」、、はい。
「さてと」、、はい。
「熱いお茶でも飲みますか」、、自分猫舌ですから遠慮します。
「では失礼して」、、どうぞ。
「あじっ」、、誰も取りませんから落ち着いて飲んで下さい。
「はい」、、はい。
「ずずずっ(茶をすすってる)」、、、、。
「静かだなあ」、、いいですねえ。
「いいのかなあ」、、いいですよ。
「ずずずっ(茶をすすってる)」、、、、。
「静かだなあ」、、いいですねえ。
「なんか」、、はい。
「じいさんみたいじゃない?」、、暦の上ではもう、じいさんですから。
「そんなばかな」、、失礼しました。
「ずずずっ(茶をすすってる)」、、、、。
「静かだなあ」、、いいですねえ。
2月7日
NFLアメフトのスーパーボールをちょっと見たゼロンは、「やっぱこりゃでかいわ、すごいわ、こりゃかなわんわ」とぶつぶつ。かなわんってあんた、戦うつもりでおったとですか?
「そんなばかな」、、そりゃそうです。
「それにしてもでかいわ」、、はい。
「なに食ってあんなに大きくなったんだろうな」、、肉?
「そうだよな、ひものと梅干しじゃあの体はできんよな」、、はい。
次にゼロンは、白い髭のマスターが貸してくれたシロクマのビデオを見たのだが、「ありゃりゃりゃりゃ、なんだちみは」とか「たまらんなぁ」とか「、、、(涙)」とか「よしよし、ほんとにな、うんうん」とか「大きくなったなあ」とか「そうだよな、ここで生きるしかないもんな」とか「高市君に会えてよかったな」とかとか、とても忙しい。
ん?、高市君って誰?
「母親だな」、、え?
「母親代わりだな」、、そうですか。
「まあ俺みたいなもんだな」、、え?、誰の母親でしたっけ?
「うりきち君」、、え〜?
「なんだよ」、、だって、え〜?
「はぁ〜あ」、、どうしたどうした?
「お前がいたらいいのになぁ」、、こらっ、しゃきっとせい!
「はいはい」、、やっぱ逆だな。
2月6日
父ちゃんは最近、やたら寒がりになった。寝るときも電気毛布を使うようになった。これまでだと考えられないことだ。そしてその電気毛布の温度は最強。と思ったら、その上になっているぞ。ん?、強とか弱とかじゃなく、これは絵だぞ、、なんの絵だ?、、あ、ダニかも、、これってもしかしてダニをやっつけるやつじゃないのか?、ダニパンチ?、おい父ちゃん、だいじょぶでっか?、あ〜、父ちゃんがダニパンチされちゃう〜。
「だいじょぶみたいだぞ」、、そうすか。
「寒いのはいやなのじゃ」、、でもダニパンチにしなくても。
「寒いのはいやなのじゃ」、、そうすか。
「そうだに」、、、、。
こうして父ちゃんは、今日もダニパンチ睡眠にはいるのだった。
悪い夢を見なければいいが。
おやすみなさい。
2月5日
「うりきち」、、はいよ。
「きれいな朝日だぞ」、、はい。
「じゃあ俺はちょっと寝るぞ」、、え?
「おはよ」、、はや。
「ところでさ」、、はい。
「おっかない映画のCMってあるじゃない」、、はい。
「あれはやめてほしいのよね」、、よねって。
「あれビックリするのよね」、、よねって。
「始まったと思ったら見ないようにするんだけど」、、はい。
「終わったと思って目を開けたら最後にガバッと出てくるのよね」、、はいはいはい。
「いやなのよね」、、よねちゃんだ。
2月4日
今日はゆっくり頑張るぜと言っていたゼロンであったが、、ゆっくり過ぎるような気がするのだがだが、気のせいだろうか。その顔はボケ〜っとして、なにかが始まる気配はない。そんなボケ〜っとしたゼロンにメールが届いた。
「シオン兄さん、今、夢を見ました、、シオン兄さんと二人で、15人くらい乗れる木の舟を一から造る夢です。その舟はジェットコースターのレールにはまる仕組みなんですが、レールが滑走路になっていて、1番高いとこから降りて、また少し登るとなんと空が飛べるのです。舟の後ろに櫓がついていて、それを操作すると自由に空を舞う事ができ、めちゃくちゃ気持ちよかったです。一回目のフライトはシオン兄さんが操縦して、2回目はおいらの操縦で、「お前には無理だ、俺は乗らん!」と言われるんですが、でも乗ってくれ、なんとか飛べたのでした。最高でした」
そしてゼロンの返事。
「なんか不思議な夢やね。でも楽しそうだ〜」
そして目を閉じて木の舟に乗り込むゼロン。二人で「ひゃっほ〜!」なんて叫びながら飛んでいる。
この二人、とっくに40を越えてるはずだ。不安だ。
「ばか、俺たちは天使なのだ」、、はいはい。
2月3日
ゼロンは修理に出していたギターを受け取りに楽器屋へ。今日も楽器屋の人は親切なのだった。
「うりきち」、、はいよ。
「たぶん普通だと思うのだが、その普通を普通にやってもらえると、ほんとうれしいな」、、ですね。
「俺は彼が好きだぞ」、、じゃあ二百万のギターを買ってあげたとか。
「うっ」、、冗談ですはい。
「でももし金があったら店ごと彼に買うちゃる」、、うそお?
「ちょっと言い過ぎました」、、ちょっとじゃないですね。
「すいませんでした」、、はい。
そんなゼロンは豆まきをしたあと、去年と同じように飲みに出かけた。
「そうだっけ?」、、たぶん。
「でもちゃんと豆まきする俺ってステキじゃない?」、、知らん。
そしてペロンペロンで帰ってきたゼロンは修理から帰ってきたギターをジャカジャカジャカジャカ。
「おい」、、はい。
「ジャカジャカなんてやってないやろ?」、、、、。
「夜中やし、ポロンポロンやろ?」、、かな。
「でも弾けたやろ?」、、まあ、聞けた。
「彼のおかげだ」、、え?
「このギターを弾けるようにしてくれた」、、そっか。
「うれしいな」、、そうだろうけど。
「なんだよ」、、どうも最近、なんでもかんでも喜びすぎというか、感謝しすぎというか。
「うりきち君」、、え?
「世の中、普通じゃない事が多いんだよい」、、え?
「腹が立ったりがっかりしたりが、ほんと多いんだよい」、、うーむ、そうですか。
「だからね」、、はい。
「うれしいことは自分でもっとうれしくするのだ」、、ようわかりませんけど。
「まああれだ、明日もゆっくり頑張るぜい」、、俺もゆっくりやります。
「あ」、、え?
「ちょっと急いでほしい事があるんだが」、、夏目さんにはまだ会ってないです!
2月2日
父ちゃんは一日中寝ていた。びっくりするくらい寝ていた。寝るのにも体力が必要で、最近その体力がないからあんまり寝れないと言うていたのに、今日はず〜っと寝ていた。ほんと、びっくりするくらい寝ていた。おいおい、生きてるか?と思うくらい寝ていたのだった。
「打ち上げが続いたしな」、、たしかに気は確かか?と思うくらい続いてた。(ほとんど一人打ち上げ)
「昨日でひとまず一区切りついたから」、、ふむふむ。
「安心したのでしょう」、、でしょうって、自分の事ですから。
「ちょっと、ほっとしたのです」、、はいはい。
「明日からまた頑張るぞ」、、かっこい〜!
「鋼鉄の44歳、これからだ!」、、ほんとかなあ。
「見ててくれよ」、、暇なときには。
「あ」、、え?
「頑張れない気がしてきた」、、見てますから!
「よし」、、行け〜!
2月1日
今月の俺と父ちゃんの誓い
今月の俺の誓い
一、父ちゃんのケツを叩く。
一、父ちゃんが飲み過ぎないように見張る。
一、時々夢にでてあげる。
今月の父ちゃんの誓い
一、元気でいる。
一、楽しい酒を飲む。
一、大切にする。
今月の父ちゃんのライバル=安藤優子
今日の父ちゃんはBSフジの番組収録。アコースティックライブだ。MOGAMIからは松田選手と魚選手が参加したのだった。お客さんとの距離の近さが恥ずかしかったりした父ちゃんだが、リハーサルも含め、楽しい収録だったのだ。失敗もこれまた、楽しいのであった。
そして打ち上げ。
打ち上がりすぎた父ちゃんは、な〜かなか帰ってこないのだった。
「楽しかったぞ」、、遠くから来てくれた人も多かったんでしょ。
「そうなんだよ、なんだか申し訳なかった」、、東京の人にも、遠くから来てくれた人にも、ちゃんとお礼を言いましたか?
「はい」、、よろしい。
「ありがたいことです」、、こんなおっさんにね。
「おい」、、バカボンのパパより3つも年上です。
「ジャニーズシニアというてくれ」、、、、。
2005年1月
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